自己紹介でも書きましたが、私は帰国子女でもなく、高校まで英語に特化しない普通の教育を受けてきました。

日本に住んでいるのだから日本語だけで生きていける!と思う方もいらっしゃると思いますが、
今回はごく普通の日本人が英語を習得すべき理由について改めて書いてみようと思います。

本記事の内容を動画で見たい方はこちら!

そもそも、お仕事で必要!

2020年現在、世の中は完全なグローバル社会です。
もはや日本国内だけでは経済は成り立ちません。

海外と取引のある企業だけでなく、飲食業や工場で働く方にとっても外国人の観光客や同僚を相手にしていく時代ですよね。
英語でコミュニケーションが取れれば間違いなく便利ですし、お客様からの評価も高まるはずです。

筆者は学生時代に、観光施設でアルバイトしていました。
そこでは海外のアーティストの展示なども行なっていて、ある時、欧米人観光客のお客様からこんな質問を受けました。

外国人観光客のイラストWhy do you have an exhibition of an artist from Vietnam in Japan?

日本語訳:ここは日本なのに、何でベトナム人アーティストの展示をやっているんだい?

確かに、外国人観光客の方からすれば、何で日本人の展示じゃないんだ?と思うのでしょうね。
私も企画側の意図までは分からなかったのですが、こう答えました。

In my opinion, the reason why the artist from Vietnam is holding an exhibition here is that Japan and Vietnam have been a good relationship in history.

日本語訳:私個人の考えですが、日本とベトナムは歴史上良い関係を築いてきているので、ベトナム人アーティストも展示を開いているじゃないでしょうか?

外国人観光客のイラストOh, I see! That is a good explanation, thanks!

日本語訳:なるほどね〜!説明してくれてありがとう!

個人的な意見であることは伝えましたが、日本人である筆者の見解を聞き、お客様はとても満足されたようでした。

海外旅行の時に不便が少ない!
現地の人と気軽にコミュニケーションが取れる

アメリカやヨーロッパなど、誰しも一度は海外旅行に憧れますよね。旅に起こりがちなのはトラブル。
道に迷ってしまったり、急に具合が悪くなってしまった・・

そんな時、Google翻訳を片手に現地の人に話しかけるのはちょっと心細くないですか?

その点、日常英会話が出来れば怖いものはありません。
ホテルや観光地では、非英語圏の国であっても最低限の英語は通じるはずです。

また、英語圏の国であれば買い物した先やレストランでちょっとしたお喋りが楽しめてしまいます。映画のワンシーンみたいですよね。

私は、英語が問題なく話せるようになってからハワイに行く機会がありました。
レストランの予約や、雑貨屋の店員さんと世間話をしたり、バスで流れるローカルなラジオも聞き取れて、より現地に溶け込めている感覚を味わえました。

旅の楽しさも、英語が話せなかった頃に比べて倍増していました。

視野が広がって、フラットに物事を見れるようになる

最も大切だなと思っているのはこの点です。

例えば、日本語のニュースやテレビ番組しか見ていなかった場合はどうでしょうか。
日本語の情報には中国や韓国に対するネガティブな情報が多いかもしれません。

それは政府の意図や歴史的背景が関係しているのであって、あなた個人がどう考えるかとは無関係です。
英語が話せて中国や韓国人の友人が出来たとしたら、そのような情報を鵜呑みにするでしょうか?

どんな国にも良い面・悪い面はあるのですが、実際に現地の人と語り合ったり、英語で書かれた情報も参考にしていれば、よりフラットに考える事が出来ます。

中国の顧客や同僚と働くようになってから、中国人への印象は大きく変わりました。
仕事上、厳しい要求を突きつけられることはあっても、一度仲良くなれば家族のように接してくれる・・・
そんな人懐っこい彼らの人間性に惹かれている自分がいます。

英語というツールを使って、広い視野で物を考えられる人間になる。

日本独特の常識や伝統に囚われる事なく(大事にすることは重要だと思っています。)世界基準で考える事が出来る。

現代社会を生きていくにあたって、最も重要な能力とも言えるのではないでしょうか?