コロナ渦で在宅勤務が日常になった方も多いでしょう。
ニュースではリモートワーク、リモート飲みなどという単語が飛び交っていますが、テレワークをいう言葉もよく聞きますよね。

本記事を読めば、正しくリモートワークとテレワークの意味を使い分けられるようになります。
ぜひ外国人の友人や、海外顧客とのやり取りの場面で活用してみてくださいね。

TOEIC850点保持、海外営業キャリア4年の筆者が解説します。

日本語で言う在宅勤務を表しているのは?

さて、今の日本で推奨されている在宅勤務は“家から仕事をする”という意味ですよね。

その場合は意外とそのままで“work from home”を使います。

Japanese government encourages to work from home.
日本政府は在宅勤務を推奨している

とてもシンプルで覚えやすいので、まずはこの言い方をしっかり覚えてしまいましょう。

先日ネイティブと世間話をした際も、Are you working from home now? と質問されました。

近頃はWork from homeを略して“WFH”とも言われるそうです。
ぜひ合わせて知っておきたい表現です。

リモートワークは間違い?

では、一般によく言われているリモートワークは在宅勤務を指していないのかと言われるとそうでもありません。

Remotework は、“オフィスから離れた場所で仕事をする勤務形態”を指しています。
Remoteは “(距離が)遠い、遠隔の” という形容詞です。

オフィスから離れている場所と言う意味では、在宅勤務をremoteworkと呼んでも間違いではないですね。
もちろん、家ではなくオフィスではない出張先やカフェで仕事をする場合も使えます。

I work remotely today.
今日はリモートワークだよ

Remoteの副詞形 remotelyを使うことで、遠隔で仕事をする=リモートワークの意味になります。

ネイティブと使い方について話していたところ、remotework(リモートワーク)は名詞なので主に書き言葉で使われることが多いようです。会話で使用する場合は例文で取り上げたようにwork remotelyと副詞形で使うことが多いそうです。

また、こちらは企業のオフィスではない場所で働くことをメインとした場合や完全にオフィス以外で働いている場合に使われます。

では、テレワークはどんな時に使うの?

一方で日本語ではテレワークもよく耳にする単語です。

Teleは“離れた、遠い”の意味がありますので
Teleworkはremoteworkとほぼ同義で使うことができます。

He teleworks for a few days.

彼はしばらくテレワーク(リモートワーク)だよ

なのでこちらも自宅に限らずカフェでも公園でも、teleworkを使うことができます。

近年はremoteworkという言葉が定着しており、teleworkが使われる頻度が少なくなってきているようです。
ネイティブにteleworkって使う?と聞いてみたところ、なん初めて聞いたと言われてしましました(笑)

英語としては確かに存在しており、1970年代に生まれた言葉で、今のリモートワークという派生語の起源になったそうです。
辞書で定義を調べてみるとテレワークは基本的にはオフィスで働いているもののオフィス以外の場所から働くことがある場合に使われるようです。

まとめ

結果として、どの表現も間違いではありませんが微妙な違いがあることが分かりました。

しかし、在宅勤務していることをクリアに伝えたい場合は“Working from home”を使うのが一番良さそうです。
コロナ渦ではカフェから仕事することも出張も少ないはずですからね。

適切な英語表現というよりは、カタカナにしやすいのでリモートワークという言葉が広まってるのかもしれません。

ぜひ、英語を学ばれている皆さんは正しくニュアンスを理解して英会話に活用してください。

すごく簡単ですが、イラストで図解しました。(画力がなくすみません。)