英語をいざ話そうと思った時、初心者が躓くポイントはWatch/Look/ See の使い分けだと思います。
私も英語を学び始めたばかりの頃、イギリス人の知人に東京を案内していた際に“WatchとLook”の使い方を間違え笑われてしまったことがありました。
当時は恥ずかしかったですが、日本語では全て「見る」なので日本人であれば誰でも間違いやすいポイントだった言えるでしょう。
本記事ではWatch/Look/ See のニュアンスの違いをそれぞれ丁寧に説明していきます。
イラストや例文と合わせて解説していきますので、みなさんも文章を作って声に出してみてくださいね。
Watch / じーっと注意して見るイメージ
例文1: I watched TV last night.
昨日の夜、テレビを見ました。
テレビや映画など、じっくり集中して見るものに対してWatchを使います。
例文2: Can you watch my bag while I go to the bath room?
トイレに行っている間、カバンを見ていてくれる?
カバンが盗まれたりしないように、注意して見張るというニュアンスでも使うことができます。
Look / 目を向ける、目をやる動作のこと
例文:Wow, Look at the autumn leaves. So beautiful.
わー、紅葉見てみて!とっても綺麗だよ。
LookはWatchとは異なり、さっと目を向けるイメージです。
紅葉がふと見えて相手に知らせたい時にこんな言い方ができますね。
See /見える、理解する
例文1:I saw her in office yesterday.
昨日会社で彼女を見かけたよ
わざわざ目を向ける(look)というわけではなく、自然と目に入った場合はseeを使います。
昨日オフィスで見かけた、というような表現で使えます。
例文2: I see your point.
君の言いたいことは分かったよ
WatchやLookと違うのは理解するという意味も持ってる点です。
I see (なるほど)などとも言いますよね。
おまけ&まとめ
ちなみに、私が観光案内をした時に間違えて使ってしまったWatchはこちらです↓
× Do you want to watch the shop? (誤って使ってしまった表現)
このお店見てみたい?の意味で使ったのですが、イギリス人の知人はクスクスと笑っていました。
正しくは
⚪︎ Do you want to look around the shop?
このお店を見て回りたい?
Look around で見て回るという表現です。
このように日本語ではどれも「見る」ですが、英語では異なったニュアンスがあります。
基本的ですが正しくWatch/Look/ Seeを使い分けることが英語上達への一歩かもしれません。