年末が近付いてくると、テレビではよく酉の市のニュースをやっているよね。
でも酉の市って一体何・・・?
商売繁盛を祈って熊手を買う・・みたいなイメージがありますが結局広く知られていないかもしれないですね。
日本人でも良くわからないのに、外国人に質問されたらどうしたらいいんだろう・・。英語でも上手に説明できるようになりたいな。
本記事の内容
・酉の市を英語で説明できるようになる
「酉の市」の「酉」ってそもそも何?
「酉の市」とは商売繁盛を願い、毎年11月の酉の日に行われるお祭りのことです。
年末が近くなるとニュースで取り上げられているイメージがあるのは、11月の酉の日に行われるため。
そもそも「酉の日」っていつ?と思われる方もいるかもしれません。
年に十二支の干支があるように、実は日付にも十二支が当てはめられています。
12日おきに巡ってくるこの十二支が「酉」である日が酉の日です。
ですので、11月の酉の日というのは毎年異なっているのです。
ちなみに2021年の酉の日は、
一の酉・・・11月9日(火)
二の酉・・・11月21日(日)でした。
英語で説明する場合は、こんな感じ!
“Torinoichi” is a festival held on the day of ”Tori ”in November every year to pray for business prosperity.
So what is the day of Tori?
As there are twelve signs of the Chinese zodiac in a year, there are also twelve signs of the Chinese zodiac applied to dates.
‘Tori’ means ‘Rooster’ in Japanese, which is the 12th day of the Chinese Zodiac. Therefore, every 12th day is called “Tori”
重要単語
business prosperity・・・商売繁盛
twelve signs of the Chinese zodiac ・・・十二支
rooster ・・・酉(とり)
「酉の市」とは?
酉の市とは、江戸時代に江戸近郊の花又村にある大鷲神社(現在の東京都足立区)で始まりました。
当初は農民たちが秋の収穫を祝い、鶏を奉納していたといいます。
その後、開運招福、商売を願う祭りとなり正月を迎えるための最初のお祭りとして定着しました。
11月の酉の日には市(物を売買するところ)が立つことから、酉の市と呼ばれるようになりました。
また元々は酉の市で農具として売られていた熊手が、縁起物として名物になりました。
福や、金銀をかき集めるものと見立てて、商売繁盛や招福の意味が込められています。
英語で説明する場合は、こんな感じ!
Torinoichi began in the Edo period (1603-1868) at the Owashi Shrine in Hanamura, near Edo.
In the beginning, farmers celebrated the autumn harvest and sacrificed chickens to the gods.
Later, it became a festival to pray for good fortune and business success. This day represented the first day for welcoming in the New Year. “Ichi means market and where people buy and sell things. Therefore, this day in November is called Torinoichi.
The rake, sold initially as a farming tool at Torinoichi, became a speciality as a lucky charm.
It symbolises good fortune, the gathering of gold and silver, whilst holding the meaning of prosperity.
重要単語
good fortune ..幸福、福
rake…熊手
speciality…名物
lucky charm…縁起物
whilst…する一方で
どこで行われているの?
関東を中心に、各地で酉の市は開かれているようです。
発祥の地は東京都足立区にある大鳥神社ですが、
台東区にある鷲神社(おおとりじんじゃ、おとりさま)、新宿区にある花園神社、東京都府中市にある大國魂(おおくにたま)神社が関東三大酉の市と呼ばれているそうです。
筆者は目黒にある大鳥神社を訪れてみました。
コロナ下で屋台の数は例年と比べて少なかったようですが、神社は中々の賑わいを見せていました。
縁起物の熊手を購入すると威勢の良い手締めが打たれました。
こうしたお客とお店のやりとりは、お祭りから縁遠くなってしまった生活に活気を取り戻してくれるようでとても明るい気持ちになりました。
熊手は毎年一回り大きなものに買い換えると良いと言われています。また値切れば値切るほど縁起がよいと言われているようです。(値段はお店の人と要相談。)
交渉が成立するとこの威勢の良い手締めをしてもらえます。
英語で説明する場合は、こんな感じ!
When I purchased a lucky rake, the customer staff clapped their hands vigorously for me (Tejime)!
It is said to be a good idea to buy a bigger rake every year. It is also noted that the more you bargain, the more good luck you will have. (The price should be haggled with the customer staff.)
When negotiations are settled, the customer staff will clap their hands vigorously for the sale!
重要単語
customer staff …店員
vigorous …威勢のいい
clap their hands….手締め、手拍子
haggle…値切る
最後はお参りをして終了です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
何気なくテレビで見ている酉の市の様子も、意味を知るとより一層楽しむことができますよね。
ぜひ日本にいる外国人の方にも酉の市について英語で説明してみてください。
とても喜ばれるはずですよ。
※英文はオンライン英会話Cambly講師によって添削されています。